2008年 11月 16日
自酒への道 仕込み編その10 上槽 |
仕込み八日目の状貌。やはり、ほぼ変化なし。
今日はぐっと冷え込み、室温は14度。品温18度。
さて、しぼりますか。
米粒が多いので、布などではすぐに目づまりする恐れがあり、結局、ざるで荒濾しすることに。
娘のゆっきーを蔵人に従え、いざ上槽。まずは、ステンレス鍋にざるを乗せて、もろみを濾していきます。
ざるに残った米粒は、おたまでぐいぐい押してしぼります。
そうこうしていると、けっこうな量のお酒が取れました。
ただ、清酒と言うにはほど遠く、完全ににごり酒。
味は、かなり酸味が際立っています。だいぶすっぱい。
「酸味一体」なる竹鶴がありましたが、これは「酸味いっぱい」と言う感じ。
酒粕もけっこうたっぷり。
酸味がだいぶあったので、これ以上ガラを悪くしないよう、あえてこれ以上は絞りませんでした。
酒粕の重量を測ると、1.4kg。
仕込み総米量が約2.5kgだったので、粕歩合、なんと56%。
贅沢な酒だ。
次は、蔵人ゆっきーに瓶詰めさせます。
この頃には、部屋中お酒のいい香りでいっぱい。
結局、四合瓶4本と、一升瓶半分(五合)ほどのお酒が得られました。
そして、白鶴の酵母に多大なお世話になったため、「白鶴」にちなみ、お酒の銘柄を
爆 鶴
と名付け、今回のお酒は
紐育どぶ 仕込み一号
としました。生原酒。
酸味は多いけれども、自分で作った初めてのお酒ということで、それだけで美味しく感じそうです。しばらくすれば、にごり成分が沈むでしょうから、そのときに上澄みも試してみようと思います。
少し休んで、次は、三段仕込みに挑戦したいと思います。
というわけで、自酒への道 三段仕込み編にもこうご期待。
by NYtokuhain
| 2008-11-16 17:53
| 自酒